疾患解説

高血圧予防は「野菜を増やす」と「血圧を測る」ことから

京都市西京区・桂川エリアで高血圧、生活習慣病、動悸、息切れ、胸痛などが気になる方に向けて、一般内科・循環器内科の視点からニュースをわかりやすく解説します。

ニュースの概要

AFPBB Newsに掲載された共同通信PRワイヤーの記事によると、茨城県が進める高血圧対策「茨城をたべよう! 野菜パワーで未来を変える健康投資推進事業」に、オムロン ヘルスケアが協力することが発表されました。県民に野菜摂取、血圧測定、必要な治療を促す取り組みで、野菜購入や血圧測定などをきっかけにしたキャンペーンも行われます。

記事では、茨城県で脳血管疾患や急性心筋梗塞の年齢調整死亡率が全国平均を上回っていることを背景に、循環器疾患の大きな危険因子である高血圧への対策が重視されています。特に、カリウムを多く含む野菜を1日350g食べること、家庭で血圧を測ること、必要な場合には医療につなげることが柱になっています。

出典:AFPBB News「茨城県が推進する高血圧対策『茨城をたべよう! 野菜パワーで未来を変える健康投資推進事業』に協力」
AFPBB Newsの記事

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「野菜1日350gで健康増進」「栄養・食生活と高血圧」
厚生労働省 e-ヘルスネット「野菜1日350gで健康増進」
厚生労働省 e-ヘルスネット「栄養・食生活と高血圧」

高血圧が「静かなリスク」と言われる理由

高血圧は、頭痛やめまいなどの症状が必ず出る病気ではありません。むしろ、症状がないまま長く続き、血管や心臓、腎臓に負担をかけていくことが問題です。

血圧が高い状態が続くと、血管の壁に常に強い圧力がかかります。その結果、動脈硬化が進みやすくなり、脳卒中、心筋梗塞、心不全、慢性腎臓病などのリスクが高まります。循環器内科の診療では、胸痛や息切れ、むくみ、不整脈だけでなく、「血圧が少し高いと言われた」という段階からの管理がとても重要です。

野菜350gとカリウムの意味

今回のニュースで強調されている「野菜を1日350g」という目標は、健康づくりの分野で広く使われている目安です。厚生労働省のe-ヘルスネットでも、野菜摂取量の目標として1日350gが紹介されています。

野菜に多く含まれるカリウムには、体内の余分なナトリウム、つまり食塩由来の成分を排出しやすくする働きがあります。食塩のとりすぎは血圧を上げる要因の一つですので、減塩に加えて野菜を増やすことは、高血圧予防の現実的な一歩になります。

ただし、腎機能が低下している方、透析中の方、カリウム制限を受けている方は、野菜や果物を増やす前に主治医へ相談が必要です。「健康によい」とされる食事でも、持病や内服薬によって注意点は変わります。

今日からできる血圧対策

まず取り組みやすいのは、家庭血圧を測ることです。診察室では緊張して血圧が高く出る方もいれば、逆に診察室では正常でも家庭や職場で高い方もいます。朝と夜に、できるだけ同じ条件で測定し、記録しておくと診療に役立ちます。

食事では、いきなり完璧な減塩食を目指すより、続けられる工夫が大切です。汁物は汁を残す、麺類のスープを飲み干さない、漬物や加工食品の量を控える、しょうゆやソースは「かける」より「つける」にする。こうした小さな積み重ねでも、毎日の食塩量は変わります。

野菜は、生野菜だけで350gを目指すと大変です。具だくさんの味噌汁、蒸し野菜、炒め物、冷凍野菜の活用など、加熱してかさを減らすと続けやすくなります。ただし味噌汁やスープは塩分が増えやすいため、汁の量や味付けには注意しましょう。

受診を考えたいサイン

家庭血圧で高めの値が続く場合、自己判断で様子を見すぎないことが大切です。特に、上の血圧が140mmHg以上、または下の血圧が90mmHg以上の値が繰り返し出る場合は、生活習慣の見直しだけでなく、医療機関での評価をおすすめします。

また、胸の痛み、息切れ、動悸、めまい、むくみ、急な頭痛、片側の手足の動かしにくさ、ろれつが回らないといった症状がある場合は、早めの受診が必要です。突然の強い症状では救急受診をためらわないでください。

京都市西京区で高血圧・生活習慣病を相談するなら

桂川さいとう内科循環器クリニックは、京都市西京区下津林南大般若町にある一般内科・循環器内科・腎臓内科のクリニックです。高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病に加えて、不整脈、狭心症、心不全、動悸、息切れ、胸痛など循環器内科の症状にも対応しています。

当院の高血圧診療では、診察室血圧だけでなく家庭血圧も重視しています。血圧手帳や健診結果を確認しながら、減塩、体重管理、運動、睡眠、飲酒、喫煙などの生活習慣を整理し、必要に応じて採血、心電図、心臓超音波検査などを組み合わせて、心臓・血管・腎臓への影響を確認します。

クリニックは阪急桂駅、JR桂川駅、洛西口方面からアクセスしやすく、駐車場もあります。診察はWEB予約に対応していますので、京都市西京区、桂川、桂、洛西口周辺で「血圧が高い」「健診で高血圧を指摘された」「循環器内科で相談したい」という方は、桂川さいとう内科循環器クリニックへご相談ください。
高血圧の診療案内:高血圧の診療案内
アクセス:アクセス

まとめ

今回のニュースは、自治体や企業が協力して高血圧対策を進める動きとして注目できます。高血圧は、放置すると脳卒中や心筋梗塞などにつながる一方で、日々の血圧測定、減塩、野菜摂取、体重管理、適切な治療によってリスクを下げられる病気でもあります。

「健診で血圧が高いと言われた」「家庭血圧の見方がわからない」「薬を始めるべきか迷っている」という方は、早めに内科・循環器内科で相談してみてください。血圧は毎日の数字ですが、その先にある心臓や血管を守るための大切なサインです。京都市西京区・桂川エリアで高血圧や生活習慣病が気になる方は、血圧手帳や健診結果をお持ちのうえ、桂川さいとう内科循環器クリニックで一緒に今後の管理を考えていきましょう。

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