ニュース概要
真夏は、1年のうちで尿路結石が最も増える季節です。2026年8月末には島根県松江市で日本尿路結石症学会の学術集会も予定されており、暑い時期の予防が改めて注目されています。
原因の中心は、大量の汗による「かくれ脱水」。汗で体の水分が失われると尿の量が減り、尿が濃くなって、カルシウムやシュウ酸などの成分が結晶になりやすくなります。
京都市西京区・桂川・桂・洛西口エリアも、夏は蒸し暑く汗をかきやすい環境です。屋外での仕事やスポーツをされる方、汗かきの方は、ご自身の水分補給を見直すよいタイミングです。
医学的背景
尿路結石は、腎臓でできた結晶が尿管(腎臓と膀胱をつなぐ細い管)に詰まり、わき腹から背中にかけての激しい痛みや血尿を起こす病気です。経験者の半数近くが再発するといわれ、予防がとても重要です。
予防の柱は、尿をうすく、たっぷり出すこと。日本泌尿器科学会などの診療ガイドラインでは、食事以外に1日1.5〜2L程度の水分をとり、尿量を2L以上に保つことがすすめられています。尿量を2L以上に保つと再発率がおよそ半分に減ったという報告もあります。ただし心不全などの方は水分のとりすぎが害になることもあるので注意が必要です。
なお、尿路結石は糖尿病・高血圧・肥満・高尿酸血症といった生活習慣病とも関係が深いことがわかっています。循環器内科・腎臓内科の視点でも、水分・血圧・尿酸の管理は共通して大切です。心臓や腎臓の病気で水分制限を受けている方は、自己判断で水分量を増やさず、必ず主治医にご相談ください。
日常生活で気をつけたいポイント
- のどが渇く前に、こまめに飲む。 コップ1杯(約200mL)を1日に数回に分け、汗をかいた日はその分を上乗せします。
- 飲み物は水・麦茶・ほうじ茶を中心に。 玉露・抹茶・紅茶・コーヒーはシュウ酸が多めなので、そればかりに偏らないようにします。糖分の多いジュースや清涼飲料も控えめに。
- カルシウムは減らさない。 食事のカルシウムは腸でシュウ酸と結びつき、吸収を抑えてくれます。牛乳や小魚などで適量をとりましょう。
- シュウ酸食品はカルシウムと一緒に。 ほうれん草はゆでてアクを抜く、コーヒーに牛乳を入れる、などの工夫が有効です。
- 塩分と甘いもののとりすぎを控える。 生活習慣病の予防にもつながります。
暑い季節の水分補給や結石の再発予防で迷ったら、当院までお気軽にご相談・ご予約ください。持病に合わせた水分のとり方をご一緒に考えます。
受診の目安
- わき腹から背中・下腹部にかけての強い痛みが続く
- 尿に血が混じる、尿が出にくい・出ない
- 痛みに加えて発熱や吐き気がある(感染を伴うと緊急対応が必要なことがあります)
- 健診で結石を指摘された、または過去に何度も繰り返している
まとめ
夏の尿路結石は、汗による脱水がきっかけで起こります。「尿をうすく、たっぷり」を合言葉に、こまめな水分補給を。カルシウムは減らさず、シュウ酸食品はカルシウムと一緒に——これが今日からできる予防です。
本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。水分量や食事の調整、服薬の変更は、持病のある方は必ず主治医にご相談ください。
当院で相談できること
医療法人グロース 桂川さいとう内科循環器クリニックは、京都府京都市西京区下津林南大般若町37番地 リペアス下津林2Fにあります。阪急桂駅・JR桂川駅・洛西口・桂川エリアからご来院いただけます。一般内科・循環器内科・腎臓内科として、水分や血圧、尿酸・生活習慣病の管理を含め、日常の体調のご相談に対応しています。
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引用文献・参考サイト

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