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健康診断で「要再検査・要精密検査」と言われたら?放置リスクと受診の目安を医師が解説

2026年7月4日|桂川さいとう内科循環器クリニック

健康診断の結果に「要再検査」「要精密検査」「要治療」と書かれていて、どうしたらいいか迷っていませんか。体調は悪くないのに本当に病院へ行く必要があるのか、そもそも健診結果の見方がよくわからない——そんな声をよくいただきます。この記事では、健康診断で再検査・精密検査を指摘されたときの意味と放置のリスク、受診の目安を、循環器内科の視点でわかりやすく解説します。

「要再検査」「要精密検査」とはどういう意味?

健康診断の判定区分は、一般に次のように分かれています。

  • 異常なし(A・B):今回の検査では問題なし
  • 要経過観察・要生活改善:すぐ治療は不要だが、生活習慣を見直したい
  • 要再検査:数値が基準を外れており、もう一度検査して確認が必要
  • 要精密検査:異常の原因を詳しく調べる必要がある
  • 要治療:すでに治療が必要な段階

つまり「要再検査」「要精密検査」は、”病気だと決まった”わけではなく、”確かめる必要がある”というサインです。ここで放置してしまうと、確かめるチャンスを逃すことになります。

なぜ放置は危険? 症状がないまま進む生活習慣病

高血圧・糖尿病・脂質異常症(コレステロールや中性脂肪の異常)といった生活習慣病は、初期に自覚症状がほとんどありません。痛みもだるさもないまま、血管の中では動脈硬化(血管が硬く狭くなる変化)が静かに進みます。

厚生労働省の資料でも、メタボリックシンドロームを放置すると動脈硬化が進み、脳卒中や心臓病など重い病気につながることが指摘されています。「元気だから大丈夫」と感じているときこそ、実は静かに進行していることがある——これが生活習慣病のこわさです。

受診の目安になる数値(受診勧奨判定値)

健診結果には、「保健指導判定値(生活を見直すライン)」と「受診勧奨判定値(医療機関を受診するライン)」があります。厚生労働省や日本人間ドック学会の基準では、受診をすすめる目安として次の値が知られています。

項目受診の目安(受診勧奨判定値の例)
血圧140/90 mmHg 以上
空腹時血糖126 mg/dL 以上
HbA1c(過去1〜2か月の血糖の平均)6.5% 以上
LDLコレステロール(悪玉)140 mg/dL 以上

これらのどれか一つでも当てはまれば、「一度きちんと相談してください」というサインです。数値はあくまで目安で、超えたからすぐ病気というわけではありませんが、放っておいてよい理由にもなりません。

特定健診(メタボ健診)とは?

40〜74歳の方を対象にした「特定健康診査(いわゆるメタボ健診)」は、生活習慣病やその予備群を早めに見つけるための健診です。腹囲(おなかまわり)、血圧、血糖、脂質などを調べ、症状が出る前に手を打つことを目的にしています。腹囲の基準は男性85cm・女性90cm以上が一つの目安とされ、これに血糖・血圧・脂質の値を合わせて総合的に判断します。

再検査・精密検査を受けるときのポイント

  • 結果票を持参する:基準値や前年との比較が載っているため、そのまま持っていくと的確に相談できます。
  • 早めに受診する:数か月放置すると数値がさらに動くこともあります。指摘があったら早めに。
  • 一つの数値だけで自己判断しない:複数の項目や経過を合わせて医師が判断します。
  • 自己判断で薬をやめない・始めない:治療中の方は、健診結果だけで服薬を変えないでください。

よくある質問(FAQ)

Q. 要再検査ですが症状がありません。行かなくても大丈夫?
A. 生活習慣病の多くは無症状で進みます。症状がないことは「問題がない」こととは限らないため、指摘があれば一度受診をおすすめします。

Q. 要再検査と要精密検査は違うのですか?
A. 要再検査は「もう一度測って確認」、要精密検査は「原因を詳しく調べる」という意味合いです。どちらも医療機関でのチェックがすすめられます。

Q. いつ受診すればいいですか?
A. 目安として、結果を受け取ってから1〜2か月以内など、できるだけ早めがおすすめです。気になる項目があればお早めにご相談ください。

Q. 何を持って行けばいいですか?
A. 健診の結果票(できれば過去の分も)と、服用中のお薬がわかるもの(お薬手帳など)をお持ちください。

まとめ:健診結果は「早く気づけたチャンス」

健康診断で「要再検査」「要精密検査」と指摘されるのは、悪い知らせではなく、「まだ間に合ううちに気づけた」という前向きなサインです。症状がない今だからこそ、できることがたくさんあります。結果の紙は引き出しにしまわず、ぜひ一度ご相談ください。桂川さいとう内科循環器クリニックでは、健診結果をもとにした生活習慣病のご相談を承っています。


本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、個々の診断や治療に代わるものではありません。検査値の判断や治療については、自己判断せず医師にご相談ください。

医療法人グロース 桂川さいとう内科循環器クリニックでは、健診二次のご相談をお受けしています。「健診でメタボ気味と言われた」「コレステロールが高いといわれ不安」、などの方も、どうぞお気軽にご相談ください。

参考・引用元


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