お知らせ

10~20代の男性への新型コロナワクチンの交差接種が承認されました

厚生労働省からの事務連絡で10~20代の若年男性の場合は1回目のワクチンがモデルナ製の場合、希望があれば2回目はファイザー製を接収可能との連絡がありました。根拠になっているのは国内での心筋炎、心膜炎の発症頻度がモデルナ製のワクチンを接種した若年男性では高いというデータです。

厚生労働省報告(R3年10月15日時点)


グラフにしてみると明らかに10~20台の若年男性でモデルナ製ワクチンを接種した場合に心筋炎の高いことがわかります。ただし国内でのデータを見ますと実際に新型コロナウイルスに罹った場合の心筋炎の頻度はずっと高くモデルナ製ワクチンを接種したほうがワクチンをうたない場合よりも心筋炎になる頻度が高いということではないようです。

ワクチン接種後の心筋炎の報告は海外からも沢山報告されています。
モデルナ社ワクチン接種後に急性心膜炎を発症した稀な症例の報告
Unusual Presentation of Acute Perimyocarditis Following SARS-COV-2 mRNA-1237 Moderna Vaccination. Khogali F, Abdelrahman R.
Cureus. 2021 Jul 23;13(7):e16590. doi: 10.7759/cureus.16590. eCollection 2021 Jul.

スウェーデン、デンマークなどでは若年男性へのモデルナ製ワクチンの接種を中止しています。日本国内のデータではワクチンによる心筋炎発症のリスクはコロナウイルスに実際に感染した場合に比べて低いのですが海外のデータでは若年男性に限るとワクチン接種のほうがコロナウイルス感染よりも高い確率で心筋炎を惹起する可能性があるとの報告があるためです。
北欧で若者へのモデルナ製ワクチン接種中断
ワクチン接種後の心筋炎は頻度が低く、軽症~中等症が多いのですがまだまだわからない点も残っています。


当院の新型コロナウイルスワクチンは全てファイザー製です。11月以降のワクチン供給体制は確定しておらず不透明ですので接種を考えている方は早めの予約をお願いたします。
当院では火、金、土曜日で予約受け付けております。WEB予約で空き枠ない場合でもお電話いただけますと対応できる場合もありますのでお問い合わせください。

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