京都大学を退職して1週間ですが、大学勤務時の論文がCVIT誌に受理されたとの連絡を頂きました。3Dプリンターと有限要素法による構造解析のでカッティングバルーンといわれる冠動脈の治療の際に使用される器具の有効性を検証した論文です。
正円や三角形というのは実は仮想的な概念ですし複雑な形態の病変の拡張機序の解明には有限要素法というコンピュータシミュレーションが必要です。病変の複雑な形態を再現するためには3Dプリンターが必要です。汎用のワークステーションの高速化や3Dプリンターの普及で可能になった研究でした。
論文を書いてもらった留学生の宋先生との写真です。大学を退職する際の記念写真です。方向性は変わりますがクリニックでも診療の中から研究を行い診療に有効な情報を発信していきたいと考えています。開院まであと3週間です。
期間限定ですがhttps://rdcu.be/ctOUyから全文閲覧可能です。
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