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院内で“すぐわかる”血液検査へ― Yumizen H330 CRP を導入しました ―

院内血液検査機器を導入しました

「発熱が続いていて心配」「炎症の程度をすぐ知りたい」——そんなときに検査結果を早くお返しできる体制を整えるため、当院では 自動血球計数 CRP 測定装置 Yumizen H330 CRP を導入しました。赤血球・白血球・血小板といった血算18項目に加え、炎症マーカーの CRP を同時測定できる最新の卓上型装置です。


Yumizen H330 CRPとは?

主な測定項目赤血球(RBC)、白血球(WBC)5分類、血小板(PLT)ほか計18項目 + CRP
必要血液量CBCモード 16 µL(微量容器10 µL)/CBC+CRP モード 28 µL(微量容器18 µL)
測定時間CBCのみ 約90 秒/CBC+CRP 約4 分(結果表示まで)
設置面積従来機より約9 %削減・重量17 kgのコンパクト設計
安全設計キャップピアス採血管対応でエアロゾル低減、内蔵バーコードリーダーで誤取り違い防止

HORIBA Medical が長年培った微量測定技術を継承し、操作性(Simple)、測定精度(Stable)、作業者安全(Safety)、省スペース(Smart)の「4S」を実現した新世代モデルです。(horiba.com)


患者さんへの4つのメリット

  1. 結果が早い
    検体採取から最短約5〜10 分で結果をお渡しできます。診察のその場で治療方針を決定できるため、受診回数や待ち時間を短縮できます。
  2. 炎症の有無・程度を一目で把握
    白血球数+CRP をまとめて確認できるため、細菌感染かどうか、経過が改善傾向かどうかをスピーディに判断します。
  3. 少ない採血量で済む
    指先からの微量採血にも対応。小児や高齢の方、採血が苦手な方の負担を軽減します。
  4. 迅速なフォローアップ
    抗生剤の終了判定、慢性炎症(リウマチ・炎症性腸疾患など)のコントロール評価を即日で行え、治療調整がしやすくなります。

検査の流れ

  1. 採血 – 通常は腕から2 mL程度、微量採血は指先からでも可能。
  2. 測定 – Yumizen H330 CRP にセットし自動測定開始。
  3. 結果説明 – CBCのみなら約90 秒、CRP込みなら約4 分で印刷・電子カルテへ転送、結果をその場で解説します。

よくあるご質問

質問回答
結果を聞けるまでどのくらい待ちますか?5分程度で数値が出ています。
空腹で行く必要がありますか?一般的な血算・CRPは食事の影響をほとんど受けませんので、食後でも測定できます。

まとめ

Yumizen H330 CRP の導入により、「採血から結果説明までワンストップ」の診療体制が整いました。急性の発熱・炎症性疾患から慢性疾患の管理まで、より迅速かつ的確な医療を提供してまいります。体調に不安を感じたら、お気軽にご相談ください。

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