更年期障害などの保険診療と、自費診療のプラセンタ注射を行っています

プラセンタ注射について

プラセンタ注射は、ヒトの胎盤から抽出した成分を用いる医療用医薬品です。当院ではメルスモンを使用しています。

メルスモンの承認された効能・効果は「更年期障害」と「乳汁分泌不全」です。美容や健康増進など、承認された効能・効果以外を目的とする場合は自費診療となります。

保険診療と自費診療

保険診療

医師が診察し、更年期障害または乳汁分泌不全と診断され、保険診療の要件を満たす場合に対象となります。更年期症状にはほてり、発汗、動悸、気分の変化などがありますが、甲状腺疾患や心臓病など別の病気でも似た症状がみられるため、必要に応じて検査をご相談します。

治療回数や間隔は症状と経過をみながら医師が調整します。窓口負担は保険の負担割合や検査内容などにより異なります。

自費診療

美容、疲労感、健康維持など、承認された効能・効果以外を目的とする注射は自費診療です。これらの目的に対する効果には個人差があり、十分な科学的根拠が確立していないものもあるため、効果を保証する治療ではありません。診察のうえ、体調や希望に応じて投与量・頻度をご相談します。

1回1アンプル 1,100円(税込)
1回2アンプル 1,800円(税込)
1回3アンプル 2,500円(税込)

料金は掲載時点のものです。変更される場合があります。

副作用と注意点

  • 注射部位の痛み・発赤
  • 悪寒、発熱、吐き気、発疹など
  • まれにショックを起こす可能性があります

注射後に息苦しさ、全身のじんましん、強い気分不良などが現れた場合は、すぐに医療機関へご相談ください。過去にメルスモンまたは他の薬でアレルギー症状が出た方は、診察時に必ずお知らせください。

ヒト胎盤由来製剤の安全対策

原料となる胎盤は提供者への問診や感染症検査を経て選別され、製造工程でもウイルス不活化・滅菌処理などの安全対策が行われています。これまでメルスモンによるウイルス感染や変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の感染報告はありません。

ただし、ヒト由来製剤であるため、現在知られていない病原体やvCJDなどの伝播リスクを理論上完全に否定することはできません。この点をご理解いただき、同意を得たうえで治療します。

注射後の献血について

ヒト胎盤由来製剤を一度でも使用した方は、日本赤十字社の現在の方針により、当面の間、献血をご遠慮いただくことになっています。将来方針が変更される可能性はありますが、現時点で期限は定められていません。臓器提供については、状況により提供できる場合があるため、移植医療機関へ使用歴を必ずお伝えください。

治療をご希望の方へ

初回は診察を行い、症状、治療目的、持病、服用中の薬、アレルギー歴を確認します。保険診療の適否や自費診療の内容について、疑問点があれば診察時にご相談ください。

日本赤十字社:献血に関するQ&A
PMDA:メルスモン添付文書

関連記事

プラセンタ注射(メルスモン)のご案内
更年期障害に対する治療の考え方や、受診時の流れをブログで分かりやすく解説しています。