新型コロナワクチンについて
新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の入院や死亡など、重症化を予防する目的で接種されます。効果の程度は、流行している株、接種からの期間、年齢や基礎疾患などによって変わるため、過去の特定の有効率を現在の接種にそのまま当てはめることはできません。
現在の接種制度
定期接種は原則として毎年度秋冬に1回、次の方を対象に自治体が実施します。
- 65歳以上の方
- 60~64歳で、心臓・腎臓・呼吸器の機能またはHIVによる免疫機能に一定の障害がある方
対象外の方や定期接種期間外の接種は任意接種(全額自己負担)となります。京都市の令和7年度定期接種は終了しています。令和8年度の実施時期・費用・使用ワクチン、当院での接種可否は、詳細が決まり次第お知らせします。
mRNAワクチンの仕組み
mRNAワクチンは、ウイルス表面のたんぱく質の一部を細胞内で一時的に作るための設計図(mRNA)を投与し、それに対する免疫反応を促します。mRNAは細胞内で分解され、細胞の核には入らないため、接種を受けた方のDNAを変えるものではありません。
年度によってはmRNAワクチン以外の種類が使用されることもあります。実際に使用する製剤は、その年度の承認・供給状況や接種を受ける方の状態を踏まえて決まります。
接種後にみられる主な症状
接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛、悪寒、発熱などがみられることがあります。多くは接種後数日以内に改善します。症状が強い、長引く、または普段と異なる症状がある場合は医療機関へご相談ください。
接種後の心筋炎・心膜炎
mRNAワクチン接種後に心筋炎・心膜炎が報告されています。頻度はまれですが、若年男性で比較的多く報告されています。接種後数日以内に次の症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
- 胸の痛み
- 息切れ・息苦しさ
- 動悸
当院では診察、心電図、心臓超音波検査、血液検査を行い、MRIなどの精密検査や専門的治療が必要と判断した場合は連携医療機関へご紹介します。
接種前に医師へ相談が必要な方
- 過去のワクチン接種で強いアレルギー反応があった方
- 心筋炎・心膜炎の既往がある方
- 治療中の病気がある方、免疫を抑える治療を受けている方
- 妊娠中・授乳中の方
- 接種当日に発熱や明らかな体調不良がある方
接種の利益と副反応のリスクは、年齢、基礎疾患、過去の接種歴などによって異なります。不安がある方は接種前にご相談ください。
最新情報
掲載内容は2026年7月時点の公的情報をもとに整理しています。制度や使用ワクチンは変更されることがあります。
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